20060820
改定 20070610
静原社
住所 京都市左京区静市静原町
祭神 伊弉諾尊・瓊瓊杵尊
摂社

末社
天満宮社・比賣宮・豊受神社
貴船神社・天照大神宮・八幡宮社
惣山神社・香取神社・猿田彦社
神徳 不明
由緒  成務天皇12年創祀。本社に伊弉諾尊、奥御前に瓊瓊杵尊を祀り「二宮社」と呼ばれる。伊弉諾尊が高天原に坐し。瓊瓊杵尊が日向の高千穂に天降り、はじめは静原楢小川の上流である「河合谷意美和良川」に鎮座した。天武天皇が逆徒に襲われて臨幸された際、心と体を安らかにしたため、志津原を静原とした。天皇は刀・弓・矛等を奉納し江州浅井郡の地330石を寄付し、和銅4年より祭祀を創めた。
 後鳥羽・後醍醐天皇の綸旨、鎌倉・室町将軍の御教書などを相伝していたが、静原城に拠った岩倉の山本対馬守と細川政元が戦った際に兵火により古文書・社殿類を焼失、元禄3年にも火災があり、社記・神宝を全て失う。。  『雍州府志』によれば、「静原社、鞍馬の東南に在り。上賀茂の末社なり。上賀茂社で4月初めの酉の日の祭に使う葵は、此処で採るなり」とあり、上賀茂社の末社で、氏人を静原沙汰人と称し葵祭には葵を献上した。延喜式の須波神社に比定される。 本殿の右手の境内社は、 右から、天満宮社、比賣宮、豊受神社。 左手には、貴船神社、天照大神宮、八幡宮社、 惣山神社、香取神社、猿田彦社。
 静原集落の北側山際に静原社の静かな境内がある。
 二ノ鳥居。樹齢を重ねた杉の社叢が静謐さを醸し出す。
 水盤舎から水が流れるような仕掛けになっており、蹲に柄杓が置いてある。
 本殿前方の入母屋妻入の舞台。
 舞台西側の社蔵。
 舞台東側の建物。
 拝所。本殿は一間社流造。 
 本殿垣内にある末社。
 右が天満宮社、左が比賣宮。
 本殿垣内にある末社。
 豊受神社。
 本殿垣内にある末社。
 貴船神社。
 本殿垣内にある末社。
 右から天照大神宮・八幡宮社・惣山神社・香取神社・猿田彦社。
勝手にリンク 玄松子の記憶
参考文献 京都・山城寺院神社大辞典 平凡社 1997
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