20061231
改定 20080815
猿田彦神社
住所 京都市上京区上御霊前町
祭神 猿田彦大神

天鈿女命
摂社

末社
なし
神徳 地鎮
由緒  創祀は不明。古記録によれば平安遷都以前よりこの地にあったと伝えられている。猿田彦神社24世神主かつ御靈神社神楽司であった出雲路三寶により、天文2年に記された社記によれば、延暦12年、猿田彦大神の託宣があり、、桓武天皇はこの託宣により平安遷都を行ったとする。延暦13年、左大臣紀古佐美・大納言藤原小黒麿が勅願により社殿を造営、山城国高野村を神領に定められた。
 皇居の地鎮の祭儀では猿田彦神社の土を用い、庶民もこれに倣った。
 永徳3年、足利義満により本殿が造替され、神領として小山郷柏木田を寄進された。遷座祭には勅使を派遣し奉幣し、御神楽を奉納した。この造替により、社域は四方四町、本殿を南向きに、幣殿・祝詞舎・拝殿・神楽殿・神供所と造営され、境内社に伊勢二所皇大神宮・二柱社・日隈社・若宮社・氏神社・稲荷社が祀られた。
 その後、社殿は応仁の乱にてすべて灰燼に帰し、その後復旧されたが天正の年に再び焼失。宝永7年、上御霊神楽司岡本内記が邸内に小祠を建てて祀られたが、天明8年に大火で焼亡。寛政5年、現在地に社殿を造営、昭和60年に新築竣工している。現在の境内地は38坪で、神事は上御霊神社の神職が行っている。
 上御霊神社の西方に、うなぎの寝床のように細長い敷地の猿田彦神社が鎮座する。
 猿田彦大神宮の額が掲げられる拝殿・拝所。
 一間社流造の本殿。
勝手にリンク 神詣
玄松子の記憶
京都を感じる日々
参考文献 なし
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