20090115
大豊神社
住所 京都市左京区鹿ケ谷宮ノ前町
祭神 本社
 少彦名命

配祀
 菅原道真
 応神天皇
摂社

末社
愛宕社・日吉社・美田稲荷社・大国社
神徳 少彦名命:医薬祖神
菅原道真:学問の神
応神天皇:勝運の神
愛宕社:火難除の神
日吉社:災難除の神
稲荷社:五穀豊穣・商売繁盛
大国社:縁結び・学業・子授け・安産
由緒  もともとは如意山椿ヶ峰を神体とする山岳信仰の聖地であった。仁和3年、宇多天皇の病気平癒祈願のため藤原淑子が勅命を奉じ、少彦名命を椿ヶ峰山頂に祀った。当初は椿ヶ峰天神と称され、天神社として御霊信仰の地であった。次いで大宝大明神とも呼ばれ、円成寺の鎮守として公家の信仰を集めた。
 寛仁年間、椿ヶ峰より現在の地に移され、大豊大明神の神号を賜り、方4町もの神域を誇った。しかし、建武・応仁の兵火にかかり社殿を焼失し、文政3年にも出火で古記類を灰燼に帰している。
 相殿の天神・八幡の二柱は、神社苦難の時代を乗り切るために配祀されたものと考えられる。江戸期以降は鹿ケ谷村の産土神として信仰されている。  
 ノートルダム女学院の南側、哲学の道から大豊神社の参道が伸びる。
 境内は椿ヶ峰の懐に抱かれている。
 椿ヶ峰の御神水。
 拝殿。
 絵馬堂。
 狛鼠の額が掛かる。
 本殿を下段から仰ぎ見る。
 本殿、覆屋と幣殿が続く。
 愛宕社・日吉社。
 狛鳶、狛猿を配す。
 美田稲荷社。
 大国社。
 狛鼠が持つものは学問を表す巻物と、豊穣・薬効・子宝を意味する水玉である。
勝手にリンク 神詣
参考文献 京都・山城寺院神社大事典 平凡社 1997
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