20110923
岩上神社
住所 京都市上京区大国町
祭神 岩神
摂社

末社
なし
神徳 授乳の神
由緒  創祀は不明。高さ1.7mの赤みを帯びた巨石を神体として祀る。「岩神祠」「岩神さん」とも呼ばれる。『古事談』によると、もともと二条堀川冷泉院の庭の中島に祀られていた中山社に在ったと伝わる。慶長7年、二条城築城の際、岩上通六角下るに中山社とともに遷る。その後、後陽成天皇の女御中和門院の御所に遷されたが、岩神は小僧に化けて神泉苑で怪異を起こし「禿童石」と呼ばれた。
 寛永7年、怪異が続くとして、御所の女官が蓮乗院の僧を召した。僧は岩神を現在の地に遷し、本尊として寺を建てて有乳山岩上寺と称した。
 岩上寺は、享保15年の「西陣焼け」、天明8年の「天明の大火」により焼失し、明治の廃仏毀釈で廃寺になった。
 跡地は岩上座という芝居小屋になったが、大正6年に織物業を営む千切屋の敷地になる。千切屋は祠を建てて岩神を祀り、敷地を開放して神体を拝祀することができるようになった。
 西陣の街中、織物の街の一角に岩神神社がある。
 岩神の額を掲げる水盤舎。
 神石を祀る覆屋。
 岩神。
 南側から。
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参考文献 なし
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