20111204 | |
福長神社 |
住所 | 京都市上京区福長町 | |
祭神 | 福井神・綱長井神・稲荷神 | |
摂社 ・ 末社 |
なし | |
神徳 | 飲料水を守護する神 宮中内の水神 |
由緒 | 創祀は不明。社名は福井神・綱長井神の両神名に依る。稲荷神を合祀し、「福長稲荷」とも称される。福井神は幸井・栄井とし繁栄の井水を讃えたもの、綱長井は釣瓶を吊るす綱を長くして深く清い井を讃えたものである。 もとは一条猪熊にあった神祇官西院に祀られていた23座のうち、「座摩巫祭神」5座(生井神・福井神・綱長神・波比祇神・阿須波神)の中の2座である。『古語拾遺』によれば、神武天皇が高皇産霊神・天照大神の神勅を受けて宮中に祀ったのが起源とされる。『延喜式神名帳』によると、5座は官幣大社に列格され、月次・新嘗の幣帛に預ると記されている。貞観元年、5座は従四位上を授けられた。都下国造の7歳以上の童女を「坐摩巫」とし、5座を祀って西から来る穢れを祓う儀式を行った。「坐摩(ゐかすり)」は「居所知(ゐかしり)」の意で、宮所守護の神とされる。 天正15年、聚楽第造営の際に福井・綱長井の両座が合祀され、福長大明神として城内に祀られた。聚楽第廃城後は現地に遷座し、水神として崇敬されている。しかし、天正2年の『洛中洛外図屏風』にはすでに現在地に福長神社が描かれており、遷座の年は定かではない。天明の大火で焼失し、小祠になる。『式内社調査報告』によれば、町内住民により朔日・15日の献灯が行われ、2月・11月に初午祭・お火焚祭を行っている。 |
御所の西、室町通に福長神社の小さな境内がある。 | ||
水盤舎。 | ||
拝殿。 | ||
拝殿ごしに本殿。 |
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参考文献 | なし |
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