20061012 改定 20061203 | |
幡枝八幡宮 |
住所 | 京都市左京区岩倉幡枝 | |
祭神 |
幡枝八幡宮 誉田別命・息長帯比売命 | |
摂社 ・ 末社 |
稲荷社・天満宮・宇賀大神・白山社 多賀社・琴比羅社・下高良社・上高良社 愛宕社・野々宮社・厄神社・春日大神 天照皇大神・若宮八幡 | |
神徳 | 金属技工の神 刀剣・針の守護神 |
由緒 |
寛平6年の創祀。新羅国が我が国の西境を犯そうとした時、皇都及び人民守護のため、この地に鎮座すべきだと八幡神より里人に神託が降りた。官に秦し、御社を創営し、神託を賜った里人が社を守護することになった。代々の天皇からも尊敬をうけ、種々の神宝及び金帛を奉納している。特に後水尾天皇は叡尊が厚く、神田を寄附している。現在、八幡宮所蔵の菊御紋の吹散・御鉾は桃園天皇・後桜町天皇から奉納されたものである。 また、本殿や神輿等の修復も、御所より金銀を下賜され、堂上方よりも寄附せられ、年々祭式数度の中にも、八月神祭には御所や諸所堂上方より初穂を受けている。 刀鍛治である一条廣鍛が、道に秀んこと八幡神に願い、その大願成就の印として、慶長4年、山の麓にあった石清水の清泉をもって神前にて一振の太刀を鍛え、神扉に供えた。後水尾天皇がそれを聞き、宮中にてご覧になり、黄金作の御拵と唐裂の御太刀袋に納め、また八幡神へと返した。八幡宮では、これを神宝の第一とし、その所以をもって剣刀を鍛える人々に信仰されている。 |
今は古きよき道となった鞍馬街道から、少し東へ入った丘の頂にある。 神社南方に広がる幡枝の村の鎮守。 |
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境内入り口の明神鳥居。鳥居の左側からは針神社への参道が続く。 | |
八幡宮と大書された舞台拝殿。 | |
本殿右側の社務所。 | |
応神・神功を祀る一間社流造の本殿は南面する。 | |
本殿左側に並ぶ貴船社。 | |
境内西側にある四末社。左から稲荷社・天満宮・宇賀大神・白山社。 | |
境内東側にある十末社。左から若宮八幡・天照皇大神・春日大神・厄神社・野々宮社・愛宕社・上高良社・下高良社・琴比羅社・多賀社。 |
針神社 |
住所 | 京都市左京区岩倉幡枝 | |
祭神 |
針神社 金山毘古命・天麻称命・大牟須毘命 | |
摂社 ・ 末社 |
なし |
由緒 |
創建年代不詳。刃物・金物、その他金属関係者からの崇敬を受け、針の守護神として信仰を集めている。毎年12月8日に使い古した針や折れた針に感謝し供養する行事「針供養」が行われている。 金山毘古命は伊邪那美神が迦具土神を産んだとき、その嘔吐物より生まれた神。嘔吐物の外観から溶けた鉱物を連想させ鉱山の神となった。金山毘古命は金山毘売命と同時に生まれ、金山を主宰し、剣・鏡・鋤・鍬など、金属技工を守護する神であるので、針神社の祭神とされた。天麻称命・大牟須毘命については織物や糸屋関係者が祀ったものであろう。 |
幡枝八幡宮の西側にある針神社の参道。 | ||
本殿覆屋と拝所。 | ||
覆屋の中の本殿。中は埃っぽく、破れた提灯が物悲しい。 |
勝手にリンク | タウンナビ京都 | |
参考文献 | 日本の神様読み解き事典 柏書房 1999 |
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