20061009
改定 20070908
江文神社
住所 京都市左京区大原野村町
祭神 倉稲魂神・級長津彦神・軻過突智神
摂社

末社
祭神不明の末社が三柱
神徳 豊饒・衣服・生産の神
由緒  創建は不明。大原八ヶ町の総氏神。古代より江文山の頂上の朝日の一番早く照る処に祀られていた天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神の造化三神を、平安後期に住人たちが鎮座を願ったもの。現在は中央の御正殿に倉稲魂神、右の御殿には級長津彦神、左の御殿には軻過突智神を祀る。
 拝殿において井原西鶴の『好色一代男』に描かれた「大原雑魚寝」の風俗があったが、男女が一夜を共にするという風俗から禁止になった。伝承では、村の大淵という池に大蛇がすみ、里に出ては人を襲ったので、里人が一ヶ所に隠れて難を逃れたのがはじまりで、いつしか節分の夜に参籠通夜することになったと伝わる。現在9月1日に「八朔踊」という盆踊りが行われている。大原八ヶ町の青年団が神社境内に参り、男は三度笠の道中姿、女は大原女姿で踊る。神社石段下での「伊勢音頭」にはじまり、「名所づくし」「大原踊」「黒木踊」「小野霞の踊」と各町の提灯を先頭に練りこみながら続いていく踊りである。
 大原雑魚寝の舞台となった拝殿。
 大原井出の集落から江文峠への半ばに江文神社が静謐とある。
 水盤舎。白い手拭が掛かる。
 苔生した石段は少し曲がりながら拝殿まで続く。
 
 中央に倉稲魂神、向かって右に級長津彦神、左には軻過突智神を祀る。
 鳥居横の末社。
 本社並び左側の末社。
 境内の西方の末社と小仏。
勝手にリンク なし
参考文献 京都・山城寺院神社大事典 平凡社 1997
Home