20241008
八千代大明神
住所 京都市伏見区平戸町
祭神 八千代大明神
摂社

末社
子狐
 八千力大明神
 清姫大明神
神徳 不明
由緒  創祀は不明。祭神は八千代大明神という女狐で稲荷神。宇治川に突き出た剣先のような地形に祀られていたことから「剣崎稲荷社」とも呼ばれた。
 祭神の女狐について伝承がある。稲荷山より猟師に追われた女狐が、社地付近の「おこう」という女性の家に逃げ込み、おこうに取り憑いた。狐は八千代という名で、匿ってくれたらどのような病も治すと頼む。
 やがて住民はおこうの家に集い、祈祷を依頼するようになる。おこうより託宣を受け、よく当ることから騒ぎになった。奉行所はおこうを取り調べたが、怪しいことはなく、予言の正しさが裏打ちされた。
 奉行は、河川合流地の川の氾濫を防ぐために、この地に社を祀ることを命じ、本殿に狐、末社に子狐を祀ったという。
 安永9年(1780)、『都名所図会』の中に現社地付近に社が記されている。  
(参考:京都通百科事典)
 観月橋の西、京阪電車と濠川に挟まれた所に八千代大明神がある。
 境内前景。
 拝殿内。
 母狐の本殿。
 子狐を祀る末社。
リンク 京都通百科事典
参考文献 なし
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