20071022
剣神社
住所 京都市東山区今熊野剣ノ宮町
祭神 伊弉諾神・伊弉冉神
瓊瓊杵命・白山姫命
摂社

末社
朝日神明宮
八幡社・稲荷社・春日社
神徳 疳虫封じ
神経痛、どもり等の諸病平癒
由緒  創祀は不明。平安遷都の際、王城鎮護のために都の巽の地に宝剣を埋め、神殿を造営したとの謂れがある。『雍州府誌』には、「天叢雲剣」を祀る所と伝承されるとあり、「剣の宮」と称されていた。また、中村直勝氏によれば、東山の鳥辺野一帯は葬送の地であり、共に埋葬された鏡や刀剣が偶然発掘され、神社として祀られたのではないかとされる。
 文明2年、兵火に遭い、泉涌寺に組み入れられ、江戸期には幕府の手で修理されたと記録に残る。一昔前まではホトトギスの名所として文人墨客の好んで杖をひいたところであった。
明治10年、下京区から朝日神明宮を合祀している。また、社頭には信者たちの素朴な諸願成就の祈りをこめた、とび魚の絵馬が多数奉納されている。11月上旬には「三疳封じ」が行われ、焼いた蜜柑を参詣者に授与している。焼き蜜柑を食することで冬中風邪を引かないようにという神徳を得ることが出来るという。
 京都から山科・醍醐へ抜ける間道沿いに剣神社の境内がある。
 「剣大明神」の銘のある水盤舎。
 四方に開かれた舎。
 拝殿・本殿は南面する。右手下方に「なで石」
 拝殿。
 本殿。トビ魚の絵馬が掲げられている。
 奥に朝日神明宮、手前は八幡・稲荷・春日社。
勝手にリンク なし
参考文献 京都・山城寺院神社大事典 平凡社 1997
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