20080517
六請神社
住所 京都市北区等持院中町
祭神 伊勢・岩清水・賀茂
松尾・稲荷・春日
摂社

末社
力石大明神
神徳 不明
由緒  延暦年中の創祀とされる。古来より衣笠山麓に鎮座しており、「衣笠御霊」や『山城名勝志』では「衣笠岳御霊」と呼ばれ、衣笠山に鎮まるこの地の開拓者たちの霊を祀ったことに始まる。開拓の祖神は「天照国照神」や「大国御魂神」と呼ばれ、天照国照がこの社の祭神に天照大神ら六柱を勧請して六請神と呼ばれた。
 応永4年に足利義満が等持寺の鎮守として六座の大神を勧請している。近世以降は近辺の小松原村・等持院門前町の産土神として崇敬され、また等持院・真如寺の鎮守社ともなっていた。『管見記』によれば、永享5年、嘉吉3年、と神前で猿楽が行われている。
 衣笠は中世以来埋葬地となっており、霊を守る六地蔵の信仰と習合して六の字が社号に加えられ、したがって祭神数が伊勢、岩清水、賀茂、松尾、稲荷、春日の六に限定されたのではないかと考えられている。また、『新撰京都名所図会』によると、寛弘2年、衣笠山で御霊会が行われ、怨霊の祟りを畏れて「衣笠岳御霊社」を建立したとする。
(参考:駒札/京都市・京都山城寺院神社大事典)  
 等持院の東側、衣笠の古道に六請神社が面して建つ。
 水盤舎。
 社務所。
 拝殿。その奥に本殿。
 拝殿に掲げられていた神輿の轅。
 力石大明神。
 持ち上げたら所願成就。
リンク なし
参考文献 京都・山城寺院神社大事典 平凡社 1997
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