20060917
改定 20061114
改定20061203
七面祠
住所 京都市左京区松ヶ崎林山
祭神 七面大天女
摂社

末社
なし
神徳 不明
由緒  建治3年9月、日蓮聖人が身延で説法をしていると、聴衆の中に美しい婦人がいた。南部実長はこの見覚えのない美女を何者であるか不審に思い尋ねた。日蓮聖人は婦人に「本体を皆さんに見せてあげなさい」と言うと、婦人は一丈あまりの竜に姿を変え、「私は七面山にすむ七面天女で身延山と法華経の護法神です」と言って七面山に去った。
 聖人が亡くなって16年目の永仁5年9月、日朗上人と南部実長公は七面山に登り、山頂の一の池の傍らに七面大明神をお祀りした。この後、七面大明神は法華経守護の神として広く信仰されることになる。
 徳川家康の側室であるお万の方が、白糸の滝で水行し、それまで女人禁制であった七面山にはじめて登詣した。この後、男女を問わず霊験新かな七面大明神信仰は盛んになった。
 松ヶ崎小学校の北側に位置する。涌泉寺への参道から脇に入る。「眼病救護七面大天女道」という石碑が目印。  
 「實眼僧都詠歌 日輪滝 月輪滝 煩悩の垢の夜は洗て我 不在えふ我を日輪滝 濁る世の末かわきんに うらむ○○○月輪滝 正二位按察使大納言有長委」とある。
 かなり背の低い明神鳥居。
 鳥居から続く参道。直下には松ヶ崎小学校がある。
 日輪滝か月輪滝。
 名が付くような滝に見えない。枯れた打たせ滝。
 舞台拝殿。
 周囲は鬱蒼としており、昼間でも薄暗い。南側斜面にありながら、湿気がたまりじめじめとしている。あまり長居したくないところ。
 覆屋つきの本殿。本殿は涸れ池の真ん中にあり、石橋を渡っていく構造になっている。弁財天・吉祥天など女神の祠は水の上にあることが多い。
 西側にあった小さな宝塔。北側に打たせ滝の滝口があり、日輪滝か月輪滝のどちらか。
勝手にリンク 京都変神めぐり
参考文献 なし
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