宗忠神社

20081014
宗忠神社

住所	京都市左京区吉田下大路町
祭神	黒住宗忠・天照大御神
摂社・末社	忠春社　赤木忠春白山社　菊理媛尊（白山比咩大神）　伊弉諾尊・伊弉冉尊
神徳	不明

由緒

　創祀は文久２年。幕末の新興神道の一つ、黒住教の教祖黒住宗忠を祀る。安永９年、宗忠は尾前国今村宮の神主の家に生まれた。文化１１年、冬至に日の出を拝している時、神人一体の霊感を受けて黒住教を創始し、以後布教を重ねて、喜永３年に没した。安政３年には朝廷から「宗忠大明神」の神号を与えられ、文久２年には吉田神社から社地を譲り受け、高弟の一人である赤木忠春が社殿を建立した。
　慶応元年、孝明天皇の勅願所となり、皇室や二条家、九条家などから崇敬を受ける。現在の本殿は明治４５年の建築で、拝殿は昭和１２年の建築、天照大御神を祀る神明宮は二条家より遷されたとされる。
　黒住教の本部は岡山にあり、区別して「神楽岡宗忠神社」とも呼ばれる。黒住教の教義は、天命を宇宙創造の中心とし、人心をその分霊とみて、神人合一を説く。伝統的な神祇観に近く、神道界や尊皇思想家に受け入れられた。
　境内には神井戸がある。井戸を掘る時、なかなか水が出なかったが、赤木忠春が井戸に御神水を注いだところ、翌日には水が沸いていたという。この神井戸は神慮に適わぬ事があると、水が濁るという。

吉田神社の南、真如堂の西に宗忠神社の社地が広がる。　鳥居は「宗忠鳥居」と言い、笠木は丸く、貫は角材で両端は柱から突き出ており、額束がある。
水盤舎。
神井戸。
拝殿。
南側には、黒住宗忠を祀る本殿。
北側には、天照大御神を祀る神明宮。
境内南側に忠春社。
境内北側に白山社。

勝手にリンク	わたしの青秀庵 WIKIPEDIA
参考文献	京都・山城寺院神社大事典平凡社 1997

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