20070408
百井思古淵神社
住所 京都市左京区大原百井町
祭神 思古淵神
摂社

末社
不明の末社が2柱
神徳 筏流し安全祈願
由緒  創祀は不明。思古淵信仰は古い筏神の民間信仰を伝えたもの。
 「昔、思古淵さんは、遅越の続ヶ原で筏を組み、息子を後方に乗せて筏を流していた。ところが筏が急に川の中で停まったので、振り返ってみると、深 い金山淵の岩に衝突したことが分かった。しかし今までいたはずの息子の姿が見えない。驚いて棹で川の中をかき回して捜すと、大きな河童が息子を抱きかかえて川の底に沈んでいた。思古淵さんは河童をいさめて息子を救い、さらに筏を流していった。中野の赤壁の大淵というところまで来ると、河童が再び筏を引き留めた。思古淵さんは度重なるいたずらに腹を立て、河童を水の中から引き出して縛り上げた。そして、この川筋では今後スゲの簑笠をまとい、ガマのハバキを脚につけ、コブシの棹を手にした者に害を加えないことを誓わせた。」
 百井の里の西方山際に思古淵神社への参道が続く。鳥居前の道は百井から鞍馬へと抜ける道。
 原木を使った鳥居。境内の建物はまだ建替えられたばかりで、古然とした雰囲気はないが、山中の凛とした空気は清々しい。
 本殿覆屋と拝所。
 一間社流造の本殿。
 祭神不明の末社。
 祭神不明の末社。
 本殿前方に設置された懸崖式の舞台。
 本殿西方にあった集会所のような小屋。
勝手にリンク 環日本海アカデミック・フォーラム
参考文献 なし
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