20060917
改定 20061223
末刀岩上神社
住所 京都市左京区松ヶ崎林山
祭神 神石
摂社

末社
なし
神徳 漁猟・牛馬の神
由緒  林山の西麓、狐坂が弧を描く外側に西面して鎮座する。周辺には露出した岩肌が多く、松樹茂るところあり、いにしえより清浄の地として知られている。当社も林山を背景に古代祭祀の磐座信仰の地であった。神石は兵庫の海中で霊光を発していたものを勧請し、漁猟・牛馬の神として信仰されていた。境内には寛政10年銘の石灯籠や、大正2年銘の「式内社末刀岩上神社」碑文が残されている。末刀(まと)が松の字に通じるところから、延喜式神名帳にみえる「末刀神社」を併称するようになった。しかし、式内社「末刀神社」は賀茂御祖神社内の愛宕社が比定されており、当社を式内社とみなす確かな裏づけはない。
 崩れかけた石段に、褪せた春日鳥居が侘しさを誘う。  
 鳥居横の水盤車。釣瓶が設置してあり、現役に使っている。
 階段を登ったところにある舞台拝殿。「末刀社」の扁額がかかる。左手階段を登ったところに小さな覆屋があり、その奥に見えている石の扉が神域を限っている。
 御神体である神石。神域の中央に神石がある。神石は平らで5m四方くらいの大きさ。
 
勝手にリンク 玄松子の記憶
参考文献 京都・山城寺院神社大辞典 平凡社 1997
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