20061012
改定 20070623
木野愛宕社
住所 京都市左京区岩倉木野町
祭神 愛宕御本社・奥宮太郎坊
野々宮社・皇太神宮
摂社

末社
稲荷・小稲荷・八幡
神徳 火除け
由緒  古くから愛宕権現として知られ、防火の神として強い信仰を集め、修験者の行場として栄えた。役小角が愛宕山に神廟を開き早くより山岳修行霊場として開かれ、愛宕太郎坊で名高く七高山(比叡・比良・伊吹・神峰・金峯・葛城・愛宕)と言われるほどの霊山であった。その後和気清麻呂が朝日山白雲寺を開き、鎮護国家の道場とした。明治初めの神仏分離令により、白雲寺は廃絶され、愛宕神社となり今に残る。愛宕神社は全国にある約900の愛宕神社の本社であり、木野の愛宕社もその一つである。野々宮社や皇太神宮は天照大神やその子孫を祀っており、京に近く、藤姓をもらい朝廷に仕えていた者が多い木野の神として相応しい。
 
 木野の集落を奥へといったどんつきに愛宕社はある。山に抱かれる形で集落を見守りながら南面する。
 鳥居は低めの明神鳥居。
 短い石段の横に水盤がある。  
 愛宕社全体。
 苔生し古社然とした風合に落ち着きを感じる。  
 境内の中央に位置する舞台。屋根が桟瓦葺で妻飾りも単調。  
 中央に愛宕御本社。右は奥宮太郎坊。左に野々宮社。  
 一柱だけ離れて皇太神宮。  
 末社の稲荷・小稲荷・八幡の格社。  
勝手にリンク なし
参考文献 日本の神様読み解き事典 柏書房 1999
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