20070603
榎木大明神
住所 京都市下京区都市町
祭神 榎木大明神
摂社

末社
なし
神徳 不明
由緒  創祀は不明。この辺りはかつて「籬の森」と呼ばれ、源融の邸宅である河原院内にあった「籬ノ島」が鴨川の氾濫によって埋没し、森として残ったものであると伝えられている。「河原院址」の石碑を包み込むようにして榎の老木が茂り、そのそばに榎木大明神を祀っている。また、この河原院の名前から河原町という通り名が生まれたとされる。
 源融は、嵯峨天皇の皇子であり、源氏物語のモデルと言われ、藤原基経の台頭ににより隠棲した邸宅が「河原院」である。東西は鴨川から柳馬場、南北は五条から正面通までの大邸宅であった。河原院の邸内には鴨川の水が引き入れられ、殿舎・楼閣を点在させて風流が極められた。源氏物語の中では、河原院は六条院として描かれている。
 平安京復元図によれば、石碑の建つ位置が、少しだけ河原院の東側にはみだしている。
 五条大橋の西詰を下がったところ、木屋町通りの真ん中に2本の大きな榎が梢を広げている。
 榎の根元には「河原院址」と銘のある石碑と駒札。
 榎の東側にある住宅に埋もれるようにして榎木大明神への暗がりが口をあけている。
 榎木大明神。
勝手にリンク なし
参考文献 なし
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