20090926
松原道祖神社
住所 京都市下京区藪下町
祭神 猿田彦命・天鈿女命
摂社

末社
なし
神徳 厄除開運・夫婦円満・家内安全
子孫繁栄・商売繁盛・交通安全
由緒  創祀は不明。平安京遷都以前から祀られており、道ノ神・塞ノ神として崇められていた。現在の松原通は平安京では五条大路にあたり、「五条の道祖神」「首途の社」とも呼ばれていた。現在の天明の大火、禁門の変などにより焼亡し、所蔵する古文書類も焼失したためにそれ以前の由緒は残らない。
 『宇治拾遺物語』には「道命阿闍利、和泉式部の許で読経し、五条の道祖神が聴聞した事」という物語が伝わる。
 「藤原大納言道綱の子で道命阿闍利という読経は得手だが好色な僧がいた。和泉式部と睦み合う仲になり、ある日式部の家で夜に目が覚め、読経をして夜明けを迎えた。ふと気付くと傍に人の気配がする。誰かと尋ねると、五条西洞院の辺りに住む翁であると答えた。何用かと尋ねると、経を聞き感動したと答えた。何故かと尋ねると、普段は身を清めてから経を読まれるので梵天様や帝釈天様が聴聞していて近寄り難いが、今宵は不浄のままであったので聞くことが出来たと答えた」
 戦前は付近の民家内に祀られていたが、戦後、地元住民により現地に祀られ、薮下町と富永町の有志により管理されている。
 松原通から新町を少し下がったところに松原道祖神社の社がある。
 石臼の水盤。
 本殿。
勝手にリンク 京都新聞
京都を感じる日々
参考文献 なし
Home